Category: コンサート
カニサレスの「地中海協奏曲」日本初公演:名古屋の思い出深い夜
スペイン出身のギタリスト・作曲家、カニサレスは、7月7日と8日に名古屋の愛知芸術文化センターで圧巻のパフォーマンスを披露し、2日間で日本の観客を魅了しました。カニサレスが作曲したギターとオーケストラのための「地中海協奏曲」の日本初演となったこの公演では、両日とも観客の大きな熱気につつまれました。
カニサレス・ギター・デュオ『グラナダ国際フェスティバル』より生配信
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
約100日間続いたスペインの緊急事態が先週解除され、少しずつ元の暮らしに向けて、皆奮闘する毎日です。
そんな中、カニサレスのグラナダ国際フェスティバルへの出演が決まり、パンデミック以来初の公演を開催することとなりました。
カニサレスの『アル・アンダルス協奏曲』
牛追い祭りで有名な、スペインパンプローナに本拠地をおく、ナバラ交響楽団の定期公演で、カニサレスの『アル・アンダルス協奏曲』が演奏されました。
カニサレスが作曲し、盟友パコ・デ・ルシアに捧げた『アル・アンダルス協奏曲』はフラメンコ的な要素がたくさん盛り込まれており、打楽器としてパルマ(フラメンコの手拍子)が登場します。
カニサレス、ジブラルタルでのコンサート
イベリア半島の先端、地中海の入り口に位置する英領ジブラルタルで、カニサレスのギターソロ公演がありました。
会場となったのは、16世紀に建てられたジブラルタルでも歴史あるジブラルタル総督府(ザ・カンヴェント)。昭和天皇は皇太子時代の1921年にこの地を訪れ、この総督府の庭に記念の植樹をされたそうです。
グラン・カナリア・チャリティーコンサート
このチャリティーコンサートでカニサレスは、ソリストとしてロドリーゴの『ある貴紳のための幻想曲』を演奏しました。この演目は前回の共演でも演奏した曲で、リハーサルはとてもスムーズに。
そして、出演した全ソリストと、オーケストラ、コーラスの皆さんとの練習も、とても順調に進みました。
第10回 セビージャ・ギターフェスティバル
スペイン南部アンダルシア地方の州都セビージャで開催された、ギターフェスティバルにカニサレスが出演。開幕公演で『アランフェス協奏曲』を披露しました。
公演に先駆けて、アンダルシア放送のお昼の人気番組「ラ・タルデ・アキ・イ・アオラ」にも出演。
ロドリーゴに捧げるコンサート in コルドバ
今年で39回目を迎える、コルドバ・ギターフェスティバル。
ここ数年は、毎年カニサレスも出演させていただいております。今年は『アランフェス協奏曲』を作曲した、ホアキン・ロドリーゴ氏の没後20周年を記念して、命日にあたる7月6日に特別公演が開催されました。
コルドバ・ギターフェスティバル
今年で39回目を迎える、コルドバ・ギターフェスティバル。
ここ数年は、毎年カニサレスも出演させていただいております。今年は『アランフェス協奏曲』を作曲した、ホアキン・ロドリーゴ氏の没後20周年を記念して、命日にあたる7月6日に特別公演が開催されました。この特別公演のプログラムには、クラシック界からホセ・マリア・ガジャルド・デル・レイ氏が、フラメンコ界からはカニサレスが抜擢され、2人のソリストで合計4つの協奏曲を演奏するという豪華プログラムとなりました。
モンテネグロ公演
今年5月に、カニサレスはギターデュオでモンテネグロ・ギターフェスティバルに出演しました。
公演の翌日には、マスタークラスも開催されました。
この、モンテネグロ・ギターフェスティバルは、ユーロストリングというヨーロッパのギターフェスティバルの連盟に加盟しています。