スペイン国立バレエ団とカニサレス
2018.12.11
スペイン国立バレエ団『カプリッチョス』
写真:© Ballet Nacional de España
カニサレスは、これまで3度にわたりスペイン国立バレエに楽曲を提供してきました。
初めての共演は、2004年『フェリクス・エル・ロコ』という作品で、フカフェ・カンタンテと呼ばれるフラメンコ時代をテーマとした作品を作曲しました。当時の記事がスペイン紙「エル・パイス」のデータベースに残っています(記事はスペイン語です)。
2度目の共演は、2007年フェルナンド・ロメーロ氏が振付した『カプリッチョス』への作曲。この作品は、スペイン国立バレエのYouTubeチャンネルに映像が公開されています。
スペイン国立バレエ『カプリッチョス』
そして、3作品目となるのが、スペイン国立バレエの現役ダンサーのエステラ・アロンソさんが構成・振付した『コンティーゴ・イダ・イ・ブエルタ』という作品です。カニサレスのソロアルバム『魂のストリング』に収録されている『カリブ海』というグアヒーラが使われています。この作品は、スペイン国立バレエ団40周年に先駆けて、先月マドリードで初演されました。カニサレスのメルマガ読者のために、アロンソさんが特別に編集してくれたダイジェスト版の映像をお楽しみ下さい。
『コンティゴ・イダ・イ・ブエルタ』
音楽:カニサレス/振付:エステラ・アロンソ
踊り:エステラ・アロンソ & アドリアン・マケダ
アロンソさん、マケダさんと
写真:© Mariko Ogura
エステラさんは、スペイン舞踊のひとつ「エスクエラ・ボレーラ」を研究されており、今回の振付もエスクエラ・ボレーラの要素をフラメンコとマリアージュさせた素晴らしい作品です。パレハ(ペアの舞踊手)のアドリアン・マケダさんの踊りもとても粋でした。