Cañizares concierto Gran Canaria
コンサート

グラン・カナリア公演

2019.03.29

写真:『ある貴紳のための幻想曲
© Sabrina Caballos

アフリカ大陸の西側に位置するカナリア諸島で、カニサレスとマエストロ・チチョン指揮、グラン・カナリア・フィルハーモニー管弦楽団との共演が実現しました。今回の演目は、先日のフィンランド公演に引き続き、ロドリーゴの『ある貴紳のための幻想曲』です。

写真:カニサレスの写真入りインタビュー
© Mariko Ogura

先日、MIN音楽賞で最優秀フラメンコ・アルバム賞を受賞したばかりということもあり、今回の公演にあたってはたくさんのインタビューをいただき、新聞や雑誌などに掲載していただきました(リンク先はスペイン語です)。

音楽誌『Scherzo
音楽誌『Platea Magazine
音楽誌『Toda la Música
新聞『La Provincia
新聞『Canarias 7

Cañizares atiende una entrevista en Canarias Radio

写真:ラジオ局でギター演奏するカニサレス
© Mariko Ogura

ラジオ番組にも出演させていただき、先日の受賞したアルバム『洞窟の神話』や今回の公演についてインタビューを受け、番組内で生演奏も披露しました。

ロドリーゴ『ある貴紳のための幻想曲
グランカナリア・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カレル・マーク・チチョン
ギター:カニサレス

Cañizares guitarra solista

今回は、オーケストラとの共演の他、カニサレス作曲のギターソロ曲もプログラムとして披露しました。『時への憧れ』と『深淵』です。こちらにプレスリリースで紹介された曲解説をご紹介します。

時への憧れ』と『深淵』はカニサレスが、自身のフラメンコアルバム『魂のストリング』のために作曲したギター曲です。このアルバムに関して、カニサレスは次のように説明しています:

私たちは誰もが、魂に弦を持っています。そして私たちが日々の生活の中で感じる、悲しみ、喜び、希望、愛などの感情が、その弦を奏でるのです。
 
時への憧れ』は、厳密にいうとフラメンコの形式にあてはまる曲ではありません。しかしこの作品の中でカニサレスが表現するメロディーは、フラメンコ風の情景にあふれています。

深淵』は、ブレリアスという、フラメンコの代表する形式のひとつです。この作品の中で、カニサレスは伝統的なブレリアスではあまり馴染みのないコードやハーモニーを多用していますが、それが見事に調和しています。これはカニサレス流のフラメンコなのです。

Canizares-y-Karel-Mark-Chichon

写真:オーケストラと共に舞台挨拶するチチョン氏とカニサレス
© Sabrina Caballos

今回の公演では、グラン・カナリアの素晴らしいホール、アルフレド・クラウス音楽堂が満席のお客様で埋まり、大きな拍手喝采に包まれました。

最後に、グラン・カナリアの風景をカニサレスの『魂の楽園』にのせてお届けします。旅の風景と音楽を融合させた動画は、これからシリーズ物として撮影していく予定です。

【旅の思い出 Vol.1・グラン・カナリア編】
魂の楽園』CD『洞窟の神話』より

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