カニサレスの『アル・アンダルス協奏曲』ロシア初演
2018.05.06
ロシアの歴史あるギターフェスティバルで、カニサレスは自身が作曲しパコ・デ・ルシアに捧げる『アル・アンダルス協奏曲』を初演し、フェスティバルの開幕公演を飾った
カニサレスは、ロシアのカルーガ市で開催された、ギター・ワールド・フェスティバルで開幕公演を飾りました。今回は、セルゲイ・タラリン氏指揮のモスクワ市交響楽団との共演で、パコ・デ・ルシアに捧げる『アル・アンダルス協奏曲』のロシア初演となりました。
カニサレスにとって、ロシアでの公演はこれが3度目となります。ロシアデビューは、2012年のことで、今回と同じカルーガのギター・ワールド・フェスティバルでのカニサレス・フラメンコ・セクステットでの公演でした。2度目は2015年、エカテリンブルグで開催された「ラ・フォル・ジュルネ音楽祭」への出演。この時はロシアの観客の前で全4公演を披露しました。
モスクワ市交響楽団との初めてのリハーサルは、モスクワ市にある、オーケストラの本拠地であるコンサートホールの練習場で行われました。モスクワ市交響楽団の演奏は非常にリズミカルで、このフラメンコ協奏曲の本来の力強さがさらに際立ち、ロシア初演にふさわしい素晴らしい演奏となりました。
この公演は、ロシアのテレビ局とロシア国営ラジオ放送で収録され、後日放送された。