カニサレス、自身のフラメンコ・カルテットを率いてリヒテンシュタイン初公演
2018.07.15
リヒテンシュタイン公国で第26回目を迎えた、歴史あるギターフェスティバル「リギタ」にカニサレスが出演。当国での初公演は、満員御礼の人気で、フラメンコへの大きな関心が伺えた
リヒテンシュタイン公国は、世界で6番目に小さな国です。空港もなければ、ヨーロッパ主要都市と結ばれる高速鉄道の駅もありません。この国に入るにはお隣のスイスから鉄道で国境まで行き、そこから陸路(バス)で入国します。
一方をスイスに、もう一方をオーストリアに挟まれたこの小国は、世界に2つしかない二重内陸国(海に出るためには国境を2度越えなくてはいけない国)のひとつでもあります。
総人口わずか人口3万7千人という小さな国ですが、文化的には非常に成熟しています。世界的に著名なギタリスト達が出演してきたこのギターフェスティバル「リギタ」も今年で26回目を迎えます。7月10日にこのフェスティバルの公演として開催されたカニサレスのコンサートは満員御礼で、リヒテンシュタインの観客の拍手喝采に会場は熱気に包まれました。
フェスティバル全体を通じてクラシックのプログラムが多い中で、この日のカニサレスのフラメンコの公演は、異彩を放っていましたが、リヒテンシュタインの観客の心をしっかり掴んでいたのが印象的でした。
リヒテンシュタインの新聞に掲載されたインタビューやレビュー