カニサレス、ロドリーゴ関連ニュース特集
おはようございます!カニサレスのマネージャーの小倉真理子です。
カニサレスの新譜『カニサレスによるロドリーゴ』がスペインで発売されてから早3ヶ月。おかげさまで2度の重版を重ね、スペインでも大きな注目を集めています。世界的に有名な『アランフェス協奏曲』の作曲者であるホアキン・ロドリーゴの未発表作品が世界初録音されたことも、大きな話題を集めています。
こちらの動画は、首都マドリードから70キロほど南にある、アランフェス市の「王子の庭園」で撮影されたものです。背景に見える優雅な休憩所を望むこの風景はアランフェスを代表するもので、『カニサレスのによるロドリーゴ』のアルバムのジャケットにも採用されています。
【アランフェス協奏曲アダージオより・ギターソロ】
曲名:アランフェス・マ・ペンセ(Aranjuez ma pensée)
音楽:ホアキン・ロドリーゴ
ギター:カニサレス
スペインで取り上げられた、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などのニュースの一部を、オリジナルのHPへのリンク付きでご紹介いたします。リンク先の記事は全てスペイン語なので、タイトルと記事の抜粋を日本語にしました。
写真:アランフェスの王子の庭園にて
© Amancio Guillén
2019.5.28
新聞:ラ・バングアルディア
La Vanguardia
カニサレスがホアキン・ロドリーゴの未発表作品をレコーディング
「…この作品の軸には、常にアンダルシア的要素が見え隠れしている。特にあるフレーズはフラメンコを直接的に想起させるものだ」とは、この未発表作品の演奏者カニサレス氏の言葉
2019.5.28
ラジオ:コペ(デジタル新聞版)
Radio COPE
ギタリスト、フアン・マヌエル・カニサレスは、ロドリーゴの『アランフェス協奏曲』のおかげでオーケストラの世界に足を踏み入れたと言える(中略)そして30年後の今、かの作曲家に捧げる新譜『カニサレスによるロドリーゴ』を発表。これは、ロドリーゴ没後20周年を記念誌発売されたアルバムで、1926年に作曲され、2018年に音楽学者ハビエル・スアレス・パハレス氏に発見された未発表先品『夕暮れのプレリュード』が収録されている。
2019.5.28
新聞:エル・コンフィデンシアル
El Confidencial
カニサレス、ロドリーゴに捧げる新譜に未発表作品を収録
カニサレスの『アランフェス協奏曲』のデビューは、サイモン・ラトル指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との共演だった。これは、ベルリンフィルにとって、初のフラメンコギタリストとの共演となった。
2019.5.29
新聞:エル・パイス(デジタル版動画)
El País
カニサレス、ロドリーゴの未発表作品を初演奏する
ギタリスト、カニサレスは本紙「エル・パイス」の独占取材に応え、『アランフェス協奏曲』の作曲家ロドリーゴの未発表先品『夕暮れのプレリュード』を収録
【エル・パイス紙掲載】
ロドリーゴ未発表作品『夕暮れのプレリュード』
2019.5.29
オンライン情報誌:CINC
ギタリストのカニサレスが、エル・パイス紙に、アランフェス協奏曲の作曲者ロドリーゴの未発表作品『夕暮れのプレリュード』を録音
フアン・マヌエル・カニサレスに新しい世界への扉を開いた作品があるとすれば、それは『アランフェス協奏曲』だろう。1991年、パコ・デ・ルシアが演奏するそれを、毎晩のように舞台袖から聴いていた。20年の時が経ち、カニサレスにもこの作品を演奏するチャンスが巡ってきた。サイモン・ラトル氏の指揮する、世界最高峰と言われるオーケストラ、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団との共演だった。現在に至るまで、ベルリンフィルにとってこれが最初にして唯一のフラメンコ・ギタリストとの共演である。
2019.5.29
オンライン情報誌:World News
カニサレスがホアキン・ロドリーゴの未発表先品を発表
「世界で初めてこの作品を演奏するという大変光栄で名誉な役をいただきました」と、エル・パイス紙の独占動画インタビューで、カニサレスは応えている。この動画は、先週マドリードの王立劇場で撮影されたもの。ここは、カニサレスにとって、かのベルリンフィルと共演した思い出の劇場でもある。
2019.5.29
新聞:エル・クルトゥラル
El Cultural
カニサレス、ホアキン・ロドリーゴの作品に光をあてる
全ての始まりは、1991年のこと、カニサレスがパコ・デ・ルシアのアルバム『アランフェス協奏曲』に参加したことだった。カニサレスがこの作品を演奏したのは、それから20年後、サイモン・ラトル氏の指揮するベルリンフィルハーモニー管弦楽団との共演でのことだった。ベルリンフィルにとって、初めてのフラメンコ・ギタリストとの共演であり、カニサレスにとっても、それ以降の数多くのオーケストラとの共演の礎となるものだった。
2019.5.29
オンライン情報誌:MSN
カニサレス、ホアキン・ロドリーゴの未発表作品を発表
フアン・マヌエル・カニサレス氏、ホアキン・ロドリーゴ氏の未発表作品『夕暮れのプレリュード』をエル・パイス紙に独占動画
写真:アランフェスの王子の庭園にて
© Amancio Guillén
2019.5.31
新聞:レバンテ
Levante
カニサレス、ロドリーゴに捧げる新譜に未発表先品を収録
ギタリスト、フアン・マヌエル・カニサレスがオーケストラの世界に足を踏み入れるきっかけとなったのは、ホアキン・ロドリーゴの『アランフェス協奏曲』だった。約30年の月日を経て、カニサレスはロドリーゴに捧げるアルバムの中で、マエストロの未発表作品を収録した。これは、今年7月、没後20周年を迎える、ロドリーゴへのオマージュである
2019.6.3
2019.6.10
新聞:エル・ディア・デ・サバデイ
El Día de Sabadell
カニサレスがマエストロ・ロドリーゴの未発表作品を発表。エル・パイス紙が独占動画を公開
…これまでのカニサレス作品と同様、このアルバムも音楽界にとって、大きなひとつの出来事と位置づけることができる。
2019.6.12
スペイン文化スポーツ省HP
Agenda Cultural Ministerio de Cultura y Deporte
写真:アランフェスの王子の庭園にて
© Amancio Guillén
2019.6.12
スペイン国立図書館HP
Agenda Cultural Biblioteca Nacional de España
2019.6.13
2019.6.17
新聞:ディアリオ・デ・セビージャ
Diario de Sevilla
フュージョンとは、液状化することではない
…カニサレスとスペイン・クラシック音楽は、常に近い存在にあった。カニサレスのクラシックシリーズ『ポル・カニサレス(カニサレスによる)』は、これまでに、ファリャ、グラナドス、アルベニス、スカルラッティなどの巨匠を扱ってきた。このシリーズの第10作目となる、ホアキン・ロドリーゴに捧げるアルバムがこの度リリースされた。マエストロの没後20周年に捧げる記念アルバムである。
2019.6.18
ラジオ:ラジオ・カタルーニャ
Radio Catalunya
ギタリスト、フアン・マヌエル・カニサレスが、ホアキン・ロドリーゴの未発表作品を発表する
フアン・マヌエル・カニサレスの15枚目のソロアルバムとなる『カニサレスによるロドリーゴ』は、自身のクラシックシリーズ『ポル・カニサレス(カニサレスによる)』の10作目となる作品。有名な『アランフェス協奏曲』の作者である、バレンシア生まれのホアキン・ロドリーゴの没後20周年を記念し彼に捧げるアルバムである。
写真:カニサレスとセシリア・ロドリーゴさん
© Amancio Guillén
2019.6.21
音楽誌:スケルソ
Scherzo
カニサレス、ロドリーゴの未発表作品を世界初演
来たる6月26日、マドリードのスペイン国立図書館の音楽堂にて、フアン・マヌエル・カニサレスが、ホアキン・ロドリーゴの未発表作品『夕暮れのプレリュード』を世界初演する。
2019.6.21
新聞:ラ・バングアルディア
La Vanguardia
ギタリスト、カニサレスがホアキンロドリーゴの「非常にフラメンコ的な」未発表先品を発表
ホアキン・ロドリーゴは、25歳の時『夕暮れのプレリュード』という非常にフラメンコ的な作品を作曲した。現在に至るまで、この作品は未発表のままで、カニサレスのギターによって陽の目を見ることとなった。この作品は、比類ない『アランフェス協奏曲』の作曲者に捧げる新譜『カニサレスによるロドリーゴ』に収録された。
2019.6.21
新聞:エル・コンフィデンシアル
El Confidencial
ギタリストのカニサレスがロドリーゴのフラメンコ風な未発表作品を発表
ロドリーゴの未発表作品を含むこのアルバムは、かの有名な『アランフェス協奏曲』の第2楽章『アダージオ』のギターソロ作品『アランフェス・マ・ペンセ』で幕をあける。
2019.6.21
新聞:ディアリオ・バスコ
Diario Vasco
ギタリスト、カニサレスによるロドリーゴの「フラメンコ風」未発表作品
未発表先品の楽譜は、ロドリーゴ氏の娘セシリアさんによって発見された。音楽学者のハビエル・スアレス・パハレス氏とビクトリア・ホアキン・ロドリーゴ財団の書庫にある書類を整理していた時のことだった。カニサレスは、この作品を録音することになった経緯について次のように語る「私は、すでに新譜となる《カニサレスによるロドリーゴ》のプロジェクトを開始していました。ある日セシリアさんが、『父の未発表作品を「発見」したのだけれど、どうやらとてもフラメンコ的な作品みたいだから、ぜひあなたに録音してもらいたい』と言ってくださったのです」
2019.6.21
ラジオ:コーペ(デジタル新聞版)
Radio COPE (Versión Web)
カニサレスが、ロドリーゴのフラメンコ的未発表作品を収録
ギタリスト、フアン・マヌエル・カニサレスは、ホアキン・ロドリーゴの『アランフェス協奏曲』によって、オーケストラの道に足を踏み入れた。新譜『カニサレスによるロドリーゴ』は、この偉大な作曲家の没後20周年を記念して発表され、ロドリーゴの未発表作品も収録されている。
写真:アランフェスの王子の庭園
© Amancio Guillén
2019.6.27
2019.7.6
音楽誌:プラテア・マガジン
Platea Magazine
ホアキン・ロドリーゴとギター作品:アランフェス協奏曲と新たなる発見
フアン・マヌエル・カニサレス氏による、本誌への書き下ろし寄稿。作曲家ホアキン・ロドリーゴの没後20周年に捧げる、2019年7月号
2019.7.7
2019.7.11
音楽誌:スケルソ
Scherzo
コルドバ、ロドリーゴへのオマージュ
…カニサレスの作曲した協奏曲は、3つのすべての楽章において、クラシックの重厚な音とフラメンコの軽快な表現が絶妙にマリアージュされていた。特に第2楽章のアダージオでは、フラメンコのゆったりとした曲調にあわせてその奥深さが表現され、聴く者を皆魅了した。
写真:アランフェスの王子の庭園
© Amancio Guillén
2019.7.17
オンライン新聞:コルドポリス
Cordópolis
コルドバギターフェスティバルに2万4618人に観客
…開催されたマスタークラスのうち、すぐに定員に達したコースは、デイヴィッド・ラッセル、マヌエル・バルエコ、レオ・ブローウェル、カニサレスとエバ・ジェルバブエナのマスタークラス
2019.7.18
新聞:ディアリオ・デ・サバデイ
Diario de Sabadell
サバデイは私の音楽の中に脈打つ (*注)
サバデイ出身の彼は、現代における最も影響力のあるフラメンコ・アーティストのひとりである。この度、自身の15枚目となるソロアルバム、アランフェス・マ・ペンセを収録した『カニサレスによるロドリーゴ』を発表した。
(*注)サバデイはバルセロナ近郊の都市で、カニサレスの出身地
2019.7.21
オンライン新聞:エル・シエレ・ディヒタル
El Cierre Digital
国家文化遺産としてのギター
世界遺産コルドバのメスキータのオレンジの庭園は、コルドバのオーケストラと二人の素晴らしいギタリスト:クラシックのホセ・マリア・ガジャルドとフラメンコのカニサレスによって、神秘な空間と化した。この特別公演は、カニサレスによる『アランフェス協奏曲』の演奏で幕を開けた。観客席には、マエストロ・ロドリーゴの孫の姿もあった
2019.7.21
2019.8.12
新聞:ディアリオ・デ・セビージャ
Diario de Sevilla
夢と風景
『アランフェス・マ・ペンセ』は、マエストロ・ロドリーゴが1968年に『アランフェス協奏曲』の第二楽章『アダージオ』をギターソロに編曲した作品である。カニサレスは、この新譜の中であらたな編曲を加え「オーケストラのメロディーラインをトレモロで演奏し、まるでオーケストラのフルバージョンをギターで聴いているような作品」に仕上げた。疑いようもなく、その苦労は、素晴らしい成果を生み出している。