サラマンカ大学創立８００周年記念コンサートにカニサレスがゲストとして出演

４月１４日、カニサレスは岐阜県のサラマンカホールにて開催された、サラマンカ大学創立８００周年記念公演にソリストとして出演し、ロベルト・フォレス氏指揮のもと、名古屋フィルハーモニー交響楽団と『アランフェス協奏曲』を演奏しました。

今年創立８００周年を迎えるサラマンカ大学は、ヨーロッパ最古の大学といわれサラマンカ市内にも歴史的建造物が数多く存在します。その中でもひときわ立派な建造物である、サラマンカ大聖堂にはルネサンス時代の貴重なオルガンがあるのですが、残念なことに長い間壊れたまま放置されていました。このオルガンを修理したのが、岐阜に工房を構える辻宏氏でした。この修復と偉業と、彼が中心となって３０００万円を超える修復費用が日本人の募金で集められたという経緯から、サラマンカと岐阜は長きにわたって親交を深めてきました。

岐阜にサラマンカホールが建設された時、サラマンカ大聖堂にあるものと同じパイプオルガンを辻氏が製作し、またサラマンカホール入り口には、スペインから日本へ運んだビジャマヨール石を使って作られた、大聖堂と同じレリーフのレプリカが飾られています。

カニサレスは岐阜滞在中に、このきねんコンサートに関しての様々なインタビューを受けました。NHK岐阜放送は今回のカニサレスの記念コンサートでの演奏と、先に日本盤が発売された新譜『洞窟の神話』に焦点を当てたミニドキュメンタリーを制作。後日放送されることが決定しています。