カニサレス、フランスのフィルハーモニー・ド・パリの大ホールで『アル・アンダルス協奏曲』を演奏
2018.11.19
今週から、カニサレスのフランスツアーが始まります。今回は、フランス北部の都市リールを本拠地とする、リール国立管弦楽団との共演。このオーケストラには、2年前にもソリストとして招待いただいており、スペイン人の指揮者ビクトル・パブロ・ペレス氏と『アランフェス協奏曲』を演奏しました。
今回の2度目の共演では、カニサレスが作曲し、親友でマエストロだったパコ・デ・ルシアに捧げる『アル・アンダルス協奏曲』を演奏します。
メタリックなその外観とは裏腹に、ホール内部は音響効果を緻密に計算して作られた滑らかな曲線が、明るい木目の装飾で飾られていて見事です。
2400席の大ホールのチケットは数ヶ月前からソルドアウトとのこと!この『アル・アンダルス協奏曲』は今回がフランス初演となるので、幸先のよいスタートです。当日は、フランス国営ラジオの収録も予定されており、コンサートはフランスだけでなくヨーロッパ各国のラジオで聴くことができます。
ツアーではできるだけ素晴らしいパフォーマンスを披露できるよう、カニサレスも日々練習に余念がありません。私がこのメルマガを執筆している今この瞬間も、第2楽章のメロディーが流れてきています。なかなかいい仕上がりです。