REHEARSAL FUKUDA AND CANIZARES
コンサート

カニサレス、クラシックギターの巨匠 福田進一氏と共演

2018.09.23
二人の初共演を飾る特別公演のために、カニサレスは福田進一氏に捧げるギターソロ曲を作曲。『レソナンシアス〜響鳴』というタイトルのこの作品は、静岡AOIホールで初演される
SHIZUOKA-FINAL
© Mariko Ogura

カニサレス・フラメンコ・クインテット日本ツアー6本目の公演は、静岡AOIホールでの開催となりました。ツアー中唯一の特別プログラムとなったこの公演で、カニサレスは日本を代表するクラシックギタリスト、福田進一さんと共演しました。

REHEARSAL FUKUDA AND CANIZARES
福田進一さんとのリハーサル風景。静岡AOIホールにて 写真: © Mariko Ogura

カニサレスと福田氏が初めて出会ったのは、2004年のキューバでのことでした。この年は二人ともレオ・ブローウェル氏が主宰するハバナ国際ギターフェスティバルにゲストアーティストとして招待されていました。そのとき以来、友情を深めてきた二人でしたが、共演するのは今回が初めて。この記念すべき共演に際し、カニサレスは福田氏に捧げるギター曲『レソナンシアス〜響鳴』を作曲しました。

RESONANCIAS SCORE
福田氏に捧げるギター曲『レソナンシアス〜響鳴』の楽譜 写真:© Mariko Ogura

静岡での公演は、特別な2部構成からなるプログラムでした。第1部でカニサレスを福田氏はクラシックのレパートリーを共演。この中で福田氏は『レソナンシアス〜響鳴』を世界初演しました。第2部は、カニサレス・フラメンコ・クインテットの登場。今回の日本ツアーで演奏しているレパートリーの中から選りすぐりのナンバーを披露しました。

AFTER THE CONCERT IN LOBBY
終演後のロビーでのサイン会の様子 写真:© Mariko Ogura

静岡での特別公演は、満員の観客の大きな拍手の元、大成功に終わりました。カニサレスと福田氏の息がピッタリと合ったデュオの演奏の再演を望む声も多く聞かれました。

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